日本では多くの高齢エンジニアが定年を迎え、技術力の低下が心配されている。IT業界でも技術者の不足が大きな課題となり、定年を迎えた技術者が現場を去ることで深刻な事態になるとも考えられる。定年後も働き続ける技術者もいるとはいえ、技術者不足の深刻化はますます進む。

この問題に対し、当面はインド人エンジニアで必要な人材を確保することができる。インド出身の技術者の中には、定年退職する技術者の代わりを務めることができる人材も少なからずいる。インド出身者は人材の数が豊富である事から、人材不足に悩みがある日本のIT業界にとって救世主となる可能性を持つ。またさらに、定年を迎える日本人の技術者からの技術継承のために、インド人技術者には一役買ってもらうことができる。若い日本人技術者は数が少ないため、技術継承が上手くいかない問題がある。高度な技術を持った開発者が定年を迎えて開発現場を去ると、開発を支えていた高度な技術が誰にも継承されないまま消滅しかねない。技術が全く失われるよりは、たとえ海外出身の技術者であっても継承してもらった方が業界の発展につながる。

インドからやって来た技術者の中には、日本の技術に関心を持つ者も多いことから、定年で退職する年配技術者からの技術継承にも前向きに取り組んでもらえる。IT立国で大いなる技術力を持つインド人エンジニアによって当面の人材不足の問題を解消でき、また技術の喪失を防ぐことができる可能性がこれから出てくる。